中元本店
中元本店は、海軍と呉の町に愛されてきた「トビキリ」のラムネやこだわりのお漬物を作る大正14年創業のお店です。旧・呉海軍、戦艦大和の乗組員さんも喜んだご当地ラムネを今も作られています。また醗酵の技術をしっかりと用いた手作りのお漬物も人気。材料はもちろん近隣の瀬戸内で作られたものをこだわって使用されています。
~トビキリ由来~
創業者・中元庸は、常日頃から「トビッキリ上等なものをつくりたい」と言われていたそうです。「この手法、最上のものにあらず。より研究し大衆に受け入れられるものをつくらなければならない」こんなくだりが中元本店のすべてのレシピに記されています。最良の作り方を伝授するはずのレシピにこの一文を記すことで、現状に満足せず常に新しいもの、より良いものを追求する姿勢を示されています。
昭和7年にラムネ鑑評会長より名誉賞を頂戴した賞状には、当時から当社が使われていた「トビキリ」のロゴが記されています。中元庸の「トビッキリ上等なものをつくりたい」という想いを世間の皆様にも認知して頂いた証だと自負されておられます。
株式会社中元本店
〒737-0821
住所:広島県呉市三条一丁目4番8号
Tel:0823-25-4644
【大和ラムネ】
海軍御用達のラムネ製造業の中元本店では、ラムネの納品だけでなく、海軍の艦船にもラムネ製造方法を指南していました。当時、海軍の大きい艦船には、ラムネ製造機を搭載し乗組員の清涼飲料としてラムネが飲まれていました。もちろん、呉で製造された戦艦大和の中でも、ラムネは乗組員の楽しみの一つとして飲まれておりました。実際に戦艦大和に乗っていた方は、「10代で乗っていたので、煙草も酒もやってなかったからラムネが楽しみだった。」とラムネのエピソードを語っておられました。「旧・呉海軍に伝えたラムネ」大和ラムネは、すっきりとした味わいとキレが良い後味で人気商品です。
【しおラムネ】
豊島大橋の架橋に合わせて、瀬戸内の島々に吹き抜ける潮風のイメージから開発して商品化したラムネです。上蒲刈島で製塩される「海人の藻塩」を使用し、ほんのり塩味なラムネです。瀬戸内の島々ののどかな潮風に思いをはせ、のんびり飲んでもらいたいラムネです。