特設ページ 「コロナに負けるな!」
1,趣旨
新型コロナウイルス感染症が三だび拡大し、全国の学校・企業が一時休校や営業時間の短縮を余儀なくされています。また、学校が再開した現在も教室の換気やこまめな手洗い・消毒をするなどを行っていますが、新型コロナウイルスは、私たちの日常生活に影響を与えています。このページを作成した理由は、現在、世界的に問題となっている新型コロナウイルスについて一緒に知識を深め私たちにできることを考えていきたいと思ったからです。
私たちは毎年12月に行う広島市商ピースデパートを開催するにあたってお客様が安心してご来場して頂くにはどのような対策をしたらいいか、店舗設計や健康観察など様々なことを学校全体で話し合い決定し、その結果、無事に行事を行うことができました。
ウイルスはだれか一人が対策をしても感染を止めることはできません。一人ひとりの小さな努力の継続により、感染を最小限に食い止めることができます。現状を理解し、私たちができる最大限の努力とは何かを考えて実行することが大切になっていくのです。
本ページではコロナの現状や課題、地域の方々の声、家でできる簡単な運動などの情報を掲載しています。
2,コロナ禍の現状
毎日、ニュースでも報道されていますように、減少傾向にあるものの、全国各地でたくさんのコロナウイルス感染者が出ています。
具体的な感染状況を知ることで感染拡大の予防に繋がるため、本ページでは広島県と全国の感染状況の統計情報を記載したいと思います。
国内でのコロナウイルス感染症の感染者は41万6585名、死亡者は6983名。また、入院治療等を要するものは2万4528名、退院又は療養解除となった者は38万3545名になりました。(14日午前0時現在)
前日からの増加量や、詳しい国内での感染者数は、下記リンクより確認できます。
【中国新聞デジタル】国内新型コロナウィルス感染者統計情報《 https://www.chugoku-np.co.jp/coronavirus/ 》
3,今後の課題
・コロナによる売り上げの変化
新型コロナウイルスの影響により止むを得ず、休業や廃業する企業が全国で増えています。信用調査会社の東京商工リサーチによると、昨年1月から8月までに全国で休業や廃業、それに解散した企業は3万5816社で、一昨年の同じ時期より23.9%増加しました。
このペースが続くと年間で5万3000社を超え、過去最多だった3年前の4万6700社余りを大幅に上回る可能性があるとしています。
新型コロナウイルスの影響で国内消費が減退した業界は、飲食業界・宿泊観光業界・百貨店業界・航空業界・娯楽業界さらに自動車関連・広告業界です。ほぼ全ての業界が苦しい思いをしています。
その中の一つの飲食業界で働いていたある方は、緊急事態宣言を受けて客が激減し、何十年も続けてきた自分の店を閉めざるを得なくなりました。その方は、店を明け渡した上でいつかまた料理人として働きたいと考えています。
しかし、一方で売り上げが伸びている商品があります。感染予防としてマスクや消毒液などの衛生用品や、家にこもって過ごす人向けのゲーム機や本です。また、飲食も”巣ごもり”や飲食店に時短要請が出た影響で、外食を控えてテイクアウトやデリバリーサービスを利用する人が2020年になって増えています。
不要不急の外出を控えることが求められている今、この「広島市商ドットコム」を運営することによって、打撃を受けた業界や企業の回復の手助けになったらいいなと思います。
NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/latest-news
・ワクチン開発
現在、海外では数々の大手製薬会社で臨床実験が行われていますが、臨床実験を行っている人たちは55歳以下の健康な人たちでデータに偏りがるため、高齢者や基礎疾患のある人などにもワクチンが安全かどうか試験を行う必要があります。
そのほかにも、大手製薬会社のファイザーで作られたワクチンはマイナス60度~マイナス80度で保管すれば最大6か月保管できますが、通常の冷蔵庫と同じ2度~8度だと5日間しか保存することができません。そのため、ワクチンの保管ができる特殊な冷凍庫がたくさん購入されており、入荷待ちになっています。日本でもマイナス60度~マイナス80度に対応できる冷凍庫の問い合わせが増えています。また、ファイザーではワクチンを保存できるドライアイスを使った小型の専用容器の開発も行われています。
ワクチンにはアナフィラキシー様反応、発熱、悪寒、倦怠感、筋肉の痛み、関節痛、頭痛など、人によって様々な副作用が出る場合があります。これらの副作用を抑えた安心安全なワクチンを作ることも必要とされています。
今後の課題としては、コロナウイルスのワクチンはマイナス60度~マイナス80度での保管が必要なため、品質を損なわない形でたくさんのワクチンをどのように国外の病院や施設まで運ぶのか、副作用が少ない安心安全なワクチンを作ることができるのかが課題になっています。
NHKお家で学ぼう!forSchool https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201025/k10012680611000.html
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/434503.html
・デジタル技術の活用
日本中に多数存在する中小店舗・個店の経営者にとって、大きな課題としてのしかかったのがコロナウイルスへの対応です。外出を自粛する人が増え、営業時間短縮などの結果、実店舗の売上は下がり経営を圧迫しています。中小店舗のオーナーは、”店長兼スタッフ兼経理”と一人何役もの業務をこなします。経営状況がますます厳しくなってきている中、経営者自身が一人で新しい取り組みや感染症対策を考えるなどやらねばならないことも増えています。オーナーの負担はさらに増えていると思います。
現在、店舗経営者が最も気を使っているのは感染症の予防対策です。仮に経営者自身や従業員が感染してしまった場合、店舗を閉めなければならす、売上がなくなってしまうからです。この感染症の対策としてデジタル技術の活用が有効だと考えます。金銭のやり取りによる感染を避ける手段として、注目されているのがキャッシュレス決済です。キャッシュレス決済は昨年、急速に普及しましたが、今年になっても需要が落ちることはなく継続しています。キャッシュレス決済以外でも、店舗内外の混雑への対応としてICT技術で行列管理をするものや、簡易な予約機能を実現するもの、スマホからオーダーができるものまであります。また感染症対策だけでなく、売り上げなどがデジタルの記録で残ります。デジタルの記録があることによって、アルバイトに安心してレジ仕事を任せられ、計算せずに売り上げの確認もすることができ負担を減らすことができると考えます。しかしながら、キャッシュレス決済は認知度が高いですが、まだ世の中に浸透していません。(日本のキャッシュレス決済比率は約20%にとどまっているが、主要各国では40%~60%台《2016》)大抵の人はスマホを持ち歩いているので導入することで使用者も増え、コロナウイルスへの対策をしながら店舗の効率化・売上拡大ができるのではないでしょうか。
このコロナウイルスにより経営が圧迫し危機的状況な中小店舗も多いと思います。ですが、受け身になってしまっては変えることはできないため、身構えず、導入・運用費用が無料のものなどを積極的に活用することが有効だと考えられます。
4,各企業の努力と対策
今回の協力企業様にコロナに対する努力や具体的な対策について伺って得た情報をまとめました。
【株式会社 アルモニー】
弊社ではコロナウイルスと共存しながら、お客様にどう安心安全に過ごしていただくかを考え、2月1日より2ヶ月限定でメニューをリニューアルすることにいたしました。具体的には、殺菌効果、癒し、美容などの新しいブランドを発表し、豊富な種類の紅茶やハーブティを小売りしていくこととしております。
【BRANCH】
コロナウイルスの対策として、1組ずつの入店、消毒液の設置、店内の換気を行っています。
【Filer du Felicite 侘】
コロナウイルスの対策として、1組ずつの入店を行っています。それだけでなく、コロナウイルスの影響でご予約数が増えてきており、ネットショップにも力を入れています。
【カカオ果 五日市本店】
弊社では、ソーシャルディスタンスの徹底、手洗いうがい、マスク着用、こまめな消毒を行っております。
【カスターニャ】
製造スタッフ、販売スタッフ共に体温管理などの体調管理を強化し、こまめなアルコール消毒を行っています。その他にも、飛沫を防ぐためのアクリル板の設置、自宅で楽しめるお菓子の販売を充実させるように努力をしています。
【コナスタイル オブ アロハ】
換気対策としてはサーキュレーターの設置、窓の開放、防疫・防菌対策としては消毒液複数個所設置、テーブルや椅子など使用ごとの消毒、トイレ・床・壁の防菌処理、入店時の消毒推奨を行っており、テーブルや椅子の消毒には台ふきなどは使用せず、使い捨てペーパー類を使用しています。その他にも、パネル、パーテーション設置及び客席のソーシャルディスタンス、営業時間の短縮、客数制限も行っています。また、自身では毎日の検温、消毒などを随時行っています。
【株式会社 櫟】
アクリル板の活用やアルコールスプレーの徹底をしており、cafeをご利用のお客様の体温チェックとマイナスイオンによるウイルス分解を行っています。
【株式会社 茶の環】
弊社では、コロナウイルス感染症対策としまして毎朝の出勤従業員の体温測定および報告の実施並びに体調不良者の出勤停止措置、毎日の作業机・販売台等のアルコール消毒、事務所の換気徹底、従業員に対するマスク支給及び着用義務化、特別シフトによる濃厚接触者の対象となる人員の絞り込み、雇用調整助成金等の活用による従業員生活給の確保を行っております。
5,地域の声
今回、本ページの作成にあたり情報企画コース2年生徒の保護者を対象に、新型コロナウイルス感染症に関して不安なこと・興味があること、対策について思ったことのアンケートを実施しました。
〔不安なこと・興味があること〕
通常時の感染リスク
食事は距離をとって行うのが大切だと思う
気が付かないうちに感染して周りに感染させたら…と心配
家族に体調不良の人がいる場合通常どおり登校させていいか悩む
家庭内感染は怖い
自粛ばかりで疲れる
〔対策について思ったこと〕
Go to Eat, Travel 等あったがコロナで影響を受けている業界はまだ他にもあるので、雇用問題も含め対策が必要だと考えます
ICTを活かした授業体制を望む
急な休校でその後の対応が無しということがないように、オンライン授業での対応を早急に始めてもらいたい
広島県知事さんが現状を発信してくれることで県民にどうするべきか伝わっているのはいいと思う。事業に対する補償も早めに対応していることはすごい。医療従事者の方への負担を考えて給与アップをしてあげてほしい。
この他にも、様々な意見をいただくことができました。ご協力いただきありがとうございました。
6,私たちにできること
・3密を避ける
人との距離が近い状態が長けれは長いほど感染リスクも高まります。
「密閉」「密室」「密接」の3つの密を避けることで感染予防につながります。
感染リスクを少しでも下げるために人との距離は2m以上あけ、近づきすぎないように気をつけなければなりません。
・手洗い、うがい、消毒
日常生活の中で、自分の手にウイルスが付着していることがあり、そのままの手で目をこすったり、ご飯を食べたりすると感染につながってしまいます。
そのため、外出先から帰ってきたとき、食事の前、調理の前後などにしっかり手を洗い、アルコール消毒をすることで感染の予防につながります。石鹸での手洗いだけでも十分に効果があります。
・不要不急の外出は控える
買い物や旅行など、不要不急の外出を控えることで人との接触が減り、感染予防につながります。
最近ではスマートフォン1つで買い物ができるネットスーパーや病院に行かなくても診療が受けられるオンライン診療、自宅で医師の診療と薬の受け取りができるシステムがあり、それらを活用することで感染予防つながります。
・健康管理、健康状態のチェック
感染にいち早く気づくためにも、日々の健康状態を管理することが必要です。
具体的には、体温を決まった時間に計る、咳などの症状がないかの確認、においや味覚に変化はないかなどを毎日チェックすることで自分の体の変化に気づけるようになります。
・体調不良を感じたらまずは相談をする
風邪の症状や37.5度以上の熱が2日以上続いたり、強いだるさ、息苦しさがある場合には「帰国者・接触者相談センター」に相談をし、専門家の指示に従って行動する必要があります。
・規則正しい生活
家での生活が続くと運動などをする機会も減り、免疫力が下がってしまいます。免疫力が下がると、その分感染症にかかりやすくなります。それを予防するには、規則正しい生活、バランスの良い食事、家でできる適度な運動です。これらをすることによって免疫力が上がり、強い体を作ることができます。
・息抜きを見つける
自宅での自粛生活が続くと社会との関わりが薄れ、孤独感につながります。それを予防するために、家族と電話をしたり、友人とリモートでお食事会をしたりといったコミュニケーションを意識することが大切です。
以上のことだけでなく、1人一人が感染予防の意識を持ち、「うつらない」「うつさない」ための対策をしていく必要があります。
首相官邸 新型コロナウイルス感染症に備えて https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html#c2
7,家でできる簡単な運動を紹介
コロナ禍で家で過ごすことも多くなりました。体を動かしたり、気分を変えたりするためにいくつかの運動紹介します。
【運動するにあたって大切なこと】
こまめな水分補給 動きやすい服装・環境で行う
①踏み台昇降
片足ずつ踏み台(階段など)に足を乗せて降ろすことを繰り返します。片足を踏み台に乗せた後、一度両足を地面につけ、それからもう片足を踏み台に乗せます。適当にこなすのではなく一回一回丁寧にどこの筋肉を使っているか意識しながら行いましょう。
②プランク
1、両ひじと両ひざを床につきます。
2、両ひざを伸ばして、30秒間静止します。両ひじと前腕でしっかりと床を押し込むように意識しましょう。
③開脚ストレッチ
1、両足の裏を合わせてあぐらのような姿勢になり、かかとを体に引き寄せます。
2、骨盤を立てて30秒間ゆっくりと呼吸をします。
3、背中を丸めないように気をつけながら、手を床につけてゆっくりと上体を前に倒していき、無理のないくらいのところで止め、そのまま60秒間ゆっくりと呼吸をします。
※足裏を合わせられない人や足が浮いてしまう人は、普通のあぐらでも大丈夫です。
適度な運動をして自粛期間でも健康に過ごせるようにしましょう!