企業による平和とSDGsの取り組み

1.趣旨

昨年より、現在も引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を私たちはもとより様々な企業でも続けられています。この厳しい状況下で頑張っておられる、広島の企業を紹介し、その良さを広く知っていただくことで応援しようと思いました。そこで今回は、SDGsに取り組んでいる企業様を紹介します。私たちはこれまでにもSDGsについて学んできましたが、その中でも16番の「平和と公正をすべての人に」を特に意識して取り組んできました。

なぜなら、平和でなければ教育が受けられず、ビジネス活動ができないからです。そのことから、改めて、平和について考え、発信していくことが大事だと思いました。それに伴ってソアラサービス様にご協力いただき平和の象徴である折り鶴に関連した商品を販売しています。

また、本ページでは今回の広島市商ドットコムにご協力いただいた各企業様のSDGsへの取り組みなどを掲載しています。是非ご覧ください。



2.SDGsについて

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。持続可能な開発目標とは、持続可能な開発のために国連が定めた目標で、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標があります。

SDGsは2015年9月の国際サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年までの15年で達成するために掲げた目標です。

1~6の目標を見ていると、貧困や飢餓、健康や教育、さらに安全な水など開発途上国に対する支援に見えてきます。

7~12の目標はエネルギーの話で、働きがいや経済成長の話など、街づくりの話まで出てきます。これらはまさに先進国である日本も密接に関係する目標です。

13~17の目標は、気候変動の話、海の話や陸の話まで出てくるので、開発途上国や先進国だけの話ではなく、もっと包括的な話になってきます。

SDGsが世界でこれだけの広がりを見せているのは、開発途上国だけではなく先進国も、働きがいや経済成長までも踏まえたものだからだといえます。日本では2016年5月20日に当時の安倍総理が本部長、すべての国務大臣がメンバーになり、第1回「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合」が開催されました。また、それ以降も毎年2回同じメンバーで開催されており、その中で日本におけるSDGsに関わることが決定されています。日本はSDGs関連に9億ドルの支援、30億ドルの取り組み、つまり日本円にして合計約4000億円を投資すると言っています。

 

もちろん、多くのものがこれまで取り組んでいたものを改めてSDGsの枠組みで表現しなおしているものだと思いますが、首相自らこのような宣言をすることは大変意味があり、日本のSDGsに対する姿勢を表しているものだと言えます。

 

参考:https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/

 

SDGsは、私たちが一人ひとり考えていかないといけない目標です。自分は守らなくてもいいだろうという考えはSDGsの達成を遠ざけてしまいます。

 

では次に、今回の広島市商ドットコムに協力してくださった企業の方々が掲げているSDGsを見てみましょう。

 

3.各企業の努力と対策

1. SDGsの17の目標で御社が特に関連している目標はどれですか?


ソアラサービス様

8.働きがいも、経済成長も

8.働きがいも経済成長も

多様な人たちの可能性を広げることができるよう、商品が出来上がるまでに様々な人たちが自らの得意分野を生かし合いながら関わっている


12.つくる責任 つかう責任

12.つくる責任 つかう責任

エシカル消費に基づくエコ商品の開発

広島へ送られる1,000万羽の折り鶴を”平和の思いが込められた資源”として、処分するのではなく、再生紙に生まれ変わらせ、さらに新たなデザイン価値を与え多くの人の手元に届きます。

 

16.平和と公正をすべての人に

16.平和と公正をすべての人に

世界共通の想いである〈平和〉を伝える商品

世界遺産「原爆ドーム」を抱える、平和の象徴広島。広島の歴史と、世界中から折り鶴に託された広島へ届く思いを昇華し、明るい未来へ向け、次の世代にも継承していきたいという想いを、折り鶴再生紙グッズをはじめとしたEARTH Hiroshima商品に込めています。

 

EARTH  Hiroshimaとは

 

ソアラサービス様が、〈世界へ届ける広島のPeaceブランド〉として展開しているものです。

「ひとつながりの地球」をコンセプトに、広島の製造業×クリエイターとコラボレーションして商品を開発、販売。現在、取扱店は国内外に36か所。

 

芸北オークガーデン・芸北ドルチェ


12.つくる責任 つかう責任 よりよいもの 安心なものを作る

12.つくる責任 つかう責任

 

15.陸の豊かさ 自然環境を重視

15.陸の豊かさも守ろう

 

「HACCP(ハサップ)」は、アメリカのアポロ計画の中で宇宙食の安全性を確保するために発案された衛生管理手法です。その後、食品業界に評価されたことをきっかけに、次第に世界に広がり、いまでは衛生管理の国際的な手法となりました。

「HACCP」の意味ですが、「Hazard(危害), Analysis(分析), Critical(重要), Control(管理), Point(点)」の頭文字をとってできた造語です。

HA:危害要因分析(Hazard,Analysis)

有害な微生物、化学物質や異物(金属等)が、原材料由来や製造過程で食品中に混入・増殖することで発生する可能性がある「危害(健康への悪影響)」を予測して、これらを管理する方法を明確にし、ルール化する。

CCP:重要管理点(Critical,Control,Point)

食品中の危害要因に対して健康を損なわない程度にまで確実に減少・除去するために、HA(危害要因分析)に基づき、特に重要な製造・加工工程を管理する。

例:加熱・冷却・包装 の時間や温度管理

参考:https://www.daiken.ne.jp/blog/detail.html?id=7629

 

キッシュグランココ

 

12.つくる責任 つかう責任(ロスの内容に作る)

12.つくる責任 つかう責任

 

プレイスペース広島

 

13.気候変動に 具体的な対策を

13.気候変動に具体的な対策を

2. 各企業が努力していること


ソアラサービス様

EARTH Hiroshimaには、広島発のPeaceブランドとして〈ひとつながりの地球〉というコンセプトがあります。これはSDGsにもつながるコンセプトだと感じています。以前より、このような取り組みには注力していましたが、より意識を高めると共に、商品を通し多くのお客様にも知っていただき、関心を持っていただくことで、さらなる目標達成へとつながっていくよう願っています。SDGsという目標がなくなる未来へ向け、よりいい商品を生み出していきたいと考えています。


芸北オークガーデン・芸北ドルチェ

コロナ対策に、施設に掲示されているQRコードをスマートフォンなどで読み取り、メールアドレスを登録した利用者に対して、感染者と同じ時間帯に同じ施設を利用したことが確認された場合に、感染者と接触した可能性があることをお知らせします。

お客様に来ていただけないのでネットショップに力を入れており、お客様が来られた場合は、安心してお買物をしていただけるように常に換気をしています。

 

キッシュグランココ

・地元のものをなるべく使うようにしている

・自然のものを使うようにしている

・役に立つものにするように工夫している

・体にいいものを使う

・地元のものを使う上で生産者さんやお客様などの人のつながりが循環するようにしている

・お客様の声を聞きそれをもとに商品を開発している

 

プレイスペース広島

環境にやさしいお買い物袋(土に還る環境対応型)を使っている。

 

3.今後の課題

 

私たち広島市商ドットコムは様々な企業様へのインタビューから、SDGsの取り組みについて多くを学びたくさんの努力をされていることをを知りました。その結果、私たちはSDGsについてまだまだ深く考えていないことを知りました。多くの企業が様々な努力をして持続可能な社会を実現にしようと多くの目標に向かって努力されているのに対して私たちは目標に向かっての対策をあまり考えていませんでした。しかし、このアンケートをとり各企業のSDGsに対する考えを受け自分たちが今後すべきことを見いだせたと思います。

 

4.具体的な行動

 

・ポイ捨てをしない

・地域の清掃活動に参加する

・エコバックを持参する

・海や川を汚さない

・無駄な電力を使わない

・緑の羽根募金を行う

・平和について人に伝える

・差別をしない

・3R(リデュース、リユース、リサイクル)を意識する

・地域の人に挨拶をする

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