趣旨
私たち人間は災害に対する防災意識が低いためです。昨年広島市で地震や土砂災害があり、2次災害も酷く逃げ遅れる人も多くいました。この被害状況を改善するためにネットショップを通じて対策を広めていきたいと考えました。
近年、人間活動の影響力に伴う環境変化が地球規模で懸念されています。この「地球環境問題」「環境保全」「自然災害」は前世紀後半から注目されつつ、未だ解決への道は遠い状況にあります。特に日本は、複雑な構造を持つ地理的条件から、環境変化の影響により多様な自然災害が発生すると言われています。 地球環境は、多くの要素が複雑に関連し合うため、その理解には総合科学的アプローチが必要となってきます。そのため、最新の科学的知見や観測技術を紹介するとともに、自然環境を保全しながら共生していくための方策について考えていきたいと思ったのがきっかけであり、前回のドットコムのコンセプトである「環境保全」からさらに視野を広げ今回は「自然災害」をコンセプトとして呼びかけようと考えています。
テーマ自然災害について考える
自然災害とは…異常な自然現象によって引き起こされる災害。日本列島は、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの上に位置し、太平洋プレートおよびフィリピン海プレートがその下にもぐり込んでおり、地震が多発する地域となっています。地形的には環太平洋山系の一部にあたり、造山活動を続けており、急峻(きゅうしゅん)な山岳地帯が多く、そこに源を発する急流河川の下流部に小さな平野が発達しているという地形です。また、気象的には台風の常襲コースにあたるほか、海洋性と大陸性気団の交錯する位置にあたるため世界有数の多雨地域であることなどが特徴です。したがって日本は、地震、火山噴火、台風、前線、温帯低気圧による風水害、高潮、地すべり、山崩れ、干魃(かんばつ)、冷害などによる災害が発生しやすい自然条件下にあるといえます。
https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%81%BD%E5%AE%B3-73579
準備対策について
寝室や子ども部屋などには、できるだけ家具を置かないようにし、家具を置く場合はなるべく背の低い家具にし、転倒防止対策をとりましょう。また、家具が倒れてけがをしたり、出入り口をふさいだりしないように、家具の向きや配置を工夫しましょう。
また、手の届くところに、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。懐中電灯は停電による暗闇を歩くときの必需品です。スリッパは割れたガラスなどの破片で足が負傷するのを防ぎます。ホイッスルは建物や家具の下敷きになった場合に救助を求めるためのもので、少しの息でもホイッスル音が出るので、救助する際には、生息しているか否か確認ができます。https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html
SDGsについて
SDGs とは…持続可能な社会の実現を目指すための17個の目標のことです。
今回の自然災害では17個の目標の中の2つが対象になっています。
11住み続けられるまちづくりを
13気候変動に具体的な対策を
私たちの提案
警戒レベル1では、警報の可能性があり
警戒レベル2では、洪水注意報や大雨注意報の発令
警戒レベル3では、避難準備を高齢者の方は避難を開始
警戒レベル4では、速やかに全員が避難を開始
警戒レベル5では、既に災害が起きているため命を守るため
いつ災害が起こるか分からないので、防災かばんを作っておきましょう。
中身は1缶詰食2簡易トイレ3手回し充電ラジオ4ソーラー式充電器5保温アルミシート6食器用ラップ7ウエットティッシュなどをそろえておくとよいです。
外部との連携
1 帰宅困難者について
地震などの大規模な災害が発生し公共交通機関が運行を停止した場合に、自宅までの距離が遠く徒歩による帰宅が困難な人を「帰宅困難者」、自宅までの距離が比較的近く徒歩による帰宅が可能な人を「徒歩帰宅者」といいます。
2 むやみに移動を開始しない「一斉帰宅行動を控える」ことが大切です
大規模な地震などの災害が発生した直後に、多くの人が一斉に帰宅しようとすると、路上や駅周辺では大混雑が発生し、集団転倒などに巻き込まれる可能性があるとともに、沿道建物からの落下物等により負傷する恐れがあるなど、大変危険な状態になります。まずは、むやみに移動を開始しないで、安全な場所にとどまることが大切です。
3 安否確認をしましょう
災害の発生直後には、慌てて帰宅しようとせず、まず、家族や自宅等の無事を確認するとともに、災害情報の収集に努めましょう。家族等の無事が確認できれば、状況が落ち着くのを待って帰宅することが可能となります。これらの活用方法について事前に家族等と決めておくことや、家族等と落ち合う場所を決めておくことも大切です。
企業の自然災害に対する考え方
今回協力していただくラーメンの陽気(江波店)様は、災害時に地域復興支援のために募金をされているそうです。ネットショップでは陽気のラーメンを乾麺にして販売しています。災害時にも簡単に食べることができるのでお勧めの商品となっています。
コナスタイルオブアロハ様は、直接被害にあいませんでしたが当たり前のことをするとともに、何か手助けできることがあれば協力されるとおっしゃっていました。災害の影響が取引先の企業や、お客様が実際に災害に遭い予約がキャンセルされたこともあったそうです。
カスターニャ様は、会社としての特別な活動はしていないものの、お客様のことを考えた行動が多くみられました。カスターニャ様が使う食材の多くが地元の食材を取り扱っているため、この度の西日本豪雨災害では、間接的に被害を受けたそうです。原材料を仕入れる際や、農作物への影響が大きかったため、お客様への配送が途切れないよう自社でトラックを用意し対策を取られていました。
丸徳海苔様は、被災地に在住しているお客様に販売した商品を配送できないといった影響があったそうです。災害時は、会社が埋立地の上に建っているので雨の多い時期は対応済みですが、過去に台風の影響で倉庫に雨水が浸水したこともあるそうです。
かしはら様は、災害の影響を直接影響は受けませんでしたが、普段から、食料と水は十分に準備しておられます。また、被害に遭われた農家の畑の整備を協力されているそうです。販売方法が全国に通販で販売する方法がメインであり今回のドットコムで販売させていただいております。
茶房こもん様は、災害の影響で営業できず休業に追い込まれたそうです。観光地にも関わらず、売り上げは1~2割ほど減少するなど、数多くの風評被害にあわれました。取り組みとしましては、店前にある井戸を開放し、水を配ったり、洗濯機を設置したり地域のために貢献されました。
東洋水産株式会社様は、豪雨災害では直接被害はありませんでしたが、岡山の総社の物流倉庫が浸水し、トラックの出入りが困難になりました。この災害が起き、被災している人が簡単に食べられるよう水でもおいしく食べられるスープを考えられました。東洋水産様は、定期的に避難訓練などを行っておられ、避難した時に行う安否の確認をする訓練もされています。
光工業様は、会社に直接被害はありませんでした。しかし、山陽道や国道2号線が通行できず、山側が崩れている状況でした。今回のドットコムでは、防災への関心を高めると共に安全を提供している点で非常食の販売に協力して頂いています。
広島市の災害被害
死者・不明者192人平成10年~30年
豪雨や土砂災害は平成を通じて全国に被害を出し続けました。
死者・不明者のうち半数は土砂災害が原因。土砂災害は広島県に集中し、大きな傷痕をのこしました。広島県で土砂災害が多いのは、風化して崩れやすい花こう岩が広く分布しているためです。
地域の声
Q.防災グッズの準備をしていますか?
準備している 5%
準備をしようと思っているがまだ行っていない 55 %
準備をするつもりはない 40%
※クラス集計に基づく調査結果によるものです。
調査結果から分かるように、準備は必要だと分かっているが実行に移していない人が多くみられます。昨年の西日本豪雨災害のように、自然災害とはいつどのタイミングで起こるか全く分からないものです。この機会を機に準備をしておくことで「自分の命」 「周りの命」 「1人に1つしかない大切な命」を守ることにつながると思います。
(特設ページ課一同)